パンクロックと夜明け前

21さいの生存記録

散歩を楽しめない

 

散歩を全く楽しめない。

 

ツイッターを見ていると「近所を散歩していて見つけた喫茶店に思い切って入ってみたらすごく美味しかった!」とか「暇だったので散歩に出かけて〜…」などというツイートをよく見かけるが、全くもってピンとこない。近所で新しい店を見つけるって何!?暇だから歩くって何?!

 

 

田舎に住んでいると、散歩によって得られる新しい発見などは一切ない。あるとしたら「あ…ここも空き地になったんだ…」くらいである。田舎に新しい店がオープンすることはほぼ無いし、もしオープンするとなったら近所中の家のポストに藁半紙に刷ったチラシが投函され、近所のほぼ全員が知るところとなる。

コンビニすらも、新店舗がオープンするとなったら「オープン記念!先着◯名様に粗品プレゼント!」みたいな謳い文句で田舎特有のバカ広い駐車場でイベントを開催している。風船とかも配っちゃったりしている。

 

田舎だと散歩をしても「こんなところにこんなお店が隠れていたんだ!」みたいな発見は一切ない。そもそも隠れる場所がない。

 

歩けど歩けどひたすらに民家。人の気配は無いが潰れない謎のスナック。空き地。たまに錆びついた町工場があり「写真を撮ってフィルムカメラ風に加工したら良い感じになるかも🎶」と思ってスマホを構えるが「写真を撮っているところを町工場のオヤジに見つかって怒鳴られたらどうしよう」と思い、すぐに下ろす。

 

 

というか、私はそもそも「目的も無く歩く」という行為ができない。目的地を決めないと歩けない。目的も無く歩いていると「何?これ」と思って気が狂いそうになる。

散歩をしている時の私の脳内を文字に起こしてみると↓

「……もう結構歩いたかな?…うわ5分しか経ってない。散歩っていうのは何分くらい歩けばいいんだろう。…暑い…どこまで行けばいいんだろう…ていうか散歩ってこんな早足で歩くものじゃない気がする…ゆっくり歩いても特に見るものはないが…うわ!若者の集団だ!くたばれ!!…あそこの角まで行ったら帰ろう…」

 

このようになってしまう

 

 

散歩はゆとりのある都会人のものだ。まぁ私は都会に引っ越しても散歩などしないのだろうけど。